岡山光南病院では2002年より回復期リハビリテーション専門の病棟を設け、入院生活のなかで退院後の日常生活を見据えたリハビリテーションが行えるよう、設備やスタッフ体制を整えています。
患者さん一人ひとりに対し「個人サポートチーム*」を結成し、社会復帰(家庭復帰)と寝たきり予防を目的とした個別のリハビリプログラムを作成します。そして、定められた期間のなかで、患者さんが前向きに充実した入院生活を送ることができるように全力でサポートいたします。
当院は公益財団法人日本医療機能評価機構により
「病院機能評価認定施設」に認定されています。
特徴1. チーム体制によるリハビリテーション
入院当日、患者さんとご家族、個別サポートチームのメンバー(主治医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ケアワーカー、薬剤師、社会福祉士、管理栄養士等)が集まり、患者さんが今何が出来て、何が困難なのかを見極め、今後のリハビリスケジュールを計画します。その後、一ヶ月毎に定期的に担当スタッフが集まり、最終ゴールに近づける為のスケジュールの見直しをしていきます。入院期間が決められているため、最善の努力と患者さん・ご家族の協力を得ながら退院へと繋げています。私達が出来ることはほんの一部ですが、患者さん・ご家族の方の希望を優先に協力させていただいています。
特徴2. 「生活」そのものがリハビリテーション
病院での生活、朝起きて、顔を洗う、着替える、食事をする、トイレに行く、すべて社会復帰の為の練習になります。チーム体制として看護師もリハビリテーションに参加しているため、専門的なリハビリの時間以外にも、リハビリ要素を含めた生活を患者さん一人ひとりに対してサポートして行くことができるのです。
特徴3. マンツーマンによるリハビリテーション
患者さん一人ひとりに対して、退院後の生活を想定し、必要な動作を「マンツーマン」で治療・訓練いたします。できない動作を繰り返すだけでは、決して良くなりません。私たちは専門職として、できない原因をみつけ、治療することで結果を残します。
特徴4. 「365日対応」のリハビリテーション
社会復帰という目標に最短で到達できるよう、理学療法士、作業療法士をはじめ、365日休みなく対応いたします。運動量・負荷のプログラムはコントロールされ、過用にならないよう考慮していきます。