岡山光南病院は、回復期リハビリテーションに岡山県ではいち早く特化した病院であり、その実績は岡山県では高く評価されていると自負しています。
リハビリテーションの過程は、生活への復帰が大きな課題になり住み慣れた土地を無視しての復帰はあり得ません。誰もが住み慣れた土地で生活が続けられればと願います。住み慣れた土地に住むことを支援するのが当院のリハビリテーションです。優れた急性期医療で救われた命でも、心身に障害を残すことが多くあります。最終的に生活の場に戻り、そこで生活を維持できることが求められており、残った障害により変わらざるを得ない「生活を再構築する」ことが、岡山光南病院の使命だと思っております。そのためには、心身機能構造・生活・社会参加の三つの視点からのアプローチにバランスよく取り組む必要があります。
当院では入院から退院までの期間その患者さんがよりよいリハビリテーションが受けられるように個人サポートチームを作成し、患者さん一人一人に状態・状況に応じたきめ細かいリハビリテーションプログラムを医師・看護師・ケアワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・ソーシャルワーカー・栄養サポートチーム等、全てのスタッフによるチーム医療を行い、質の高いリハビリテーションを日々目指し、提供しています。充実したリハビリスタッフによるリハビリテーションを日曜、祭日、年末年始を含め365日途切れることなく提供し、患者さんの早期回復を図ります。スムーズな家庭復帰、社会復帰を目的として、病棟においても実生活に結びついたリハビリを行います。
さらに、退院後の生活のサポートも重視してシームレスな医療を実践するためにこうなんクリニックと連携し、地域の医療、看護、介護の方達としっかり連携を図ることで、急性期から維持期までスムーズに繋がった地域医療の中心として機能することを目指しています。
医療界の流れ、世の中の流れに鋭敏に反応し当院の医療を停滞させることなく日々邁進していきたいと考えています。地域の医療、急性期病院から在宅への患者さんの足がかりとして、なお一層リハビリテーションの充実を図り、在宅医療との連携を改めて密なるものにしていきたいと日々考えながら医療を実践しています。
障害に立ち向かうリハビリテーションの重要性が増していく高齢化社会を迎え、誰もがよりよいリハビリテーションを受けられるよう岡山光南病院はさらに努力します。