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医療法人自由会

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岡山光南病院
〒701-0211
岡山市南区東畦767-3
電話:086-282-0555
FAX:086-282-0595
フィッシュ哲学を導入しました!
岡山光南病院・看護部では、2009年より
「フィッシュ哲学」を導入し、実践しています。
聞きなれないフィッシュ哲学とは?
実際の現場ではどう活かされているの?
ユニフォームが変わったの?等々、
「フィッシュ哲学」を導入した現場について
廣金看護部長と、松井病棟師長に
お話を聞きました。
岡山光南病院・看護部の「フィッシュ哲学」に
ついて月1回、シリーズ4回でお伝えします。
【プロフィール】
看護部長 廣金明美 (写真左)
病棟師長 松井清美 (写真右)
2010年5月 新しいユニフォームにて
新しいユニフォームについては次回詳しくお伝えします。お楽しみに!
第1回 フィッシュ哲学を導入しました! 第2回 まずは私たち看護師から元気に
第1回 フィッシュ哲学を導入しました!
Q. フィッシュ哲学とはどのようなものでしょうか。

廣金:平成21年3月、東京で看護師管理者セミナーがありました。その時の演題が「魅力的な職場環境を作る。フィッシュ哲学導入の実際」という初めて耳にするものでした。実際に展示されているパネルの内容を見て、明るく元気な気持ちに自分達がならないと職場は明るくならない、という根本的な事が分かりました。

フィッシュ哲学とはアメリカ・シアトルの魚市場で、お客さんが来ず売り上げが悪い状況の中、そこで働く人たちが自分達が変わらなければ良い環境はうまれないと気づいて「お客さんに目を向ける」「楽しく仕事をする」ということが発端だそうです。このフィッシュ哲学をどう医療に採り入れるのかは難しいことです。ある看護部長さんは、まずは目に見えるようにしていこうと、張り紙をしたり、魚の人形を置いたり、音楽を流したり、ユニフォームを変えたりと、環境を変えていったそうです。

フィッシュ哲学の基本は4つで、(1)意識を向ける、(2)態度を選ぶ、(3)仕事を楽しむ、(4)遊ぶ、です。

(1)意識を向ける
注意を向ける。常にお客様と向き合う。
つらい時も楽しく取り組めるように
自分の態度を選ぶ決意をする。
(2)態度を選ぶ
(3)仕事を楽しむ
人を喜ばせる。お客様を楽しませる。
(4)遊ぶ
自ら仕事を楽しむ。遊び心を忘れない。
Q. そのフィッシュ哲学を岡山光南病院が取り入れようという意識に至ったきっかけはあるのでしょうか。

廣金:去年(2009年)「ほほえみプロジェクト」を立ち上げて、その第一弾として笑顔の写真を院内に展示しました。そのとき、職員も患者さんも見て楽しい、元気になる、元気を貰えるという感じ

になりました。

ちょうど同じ頃、研修でフィッシュ哲学を知って、「職場が元気にならないといけない」「働く私達が元気にならないと」という根底の部分が似ているなと気がつきました。写真を飾る、私たちの視点を変える、いろんなメッセージを発信していくことは、全てフィッシュ哲学に通じると。

それで、私たち看護師はみんな本当に元気で、個性も豊かなので、フィッシュ哲学を導入してもそれほど抵抗なく
できるかなと思い、まずは師長と二人で始めました。

「ほほえみプロジェクト」として
写真を展示した時の様子
Q. 具体的にどういった事をされていますか。

松井:まず一番に、「アイメッセージ」ということで、”私達はこういう気持ちで働いています”というメッセージをまとめたものとスタッフの写真を廊下に張り出しました。実際に張り出してみると、患者さんがそこで足を止めて、読んでくれます。そして笑顔も出てくる。時には会話も弾んだりしました。

ほかに、患者さんのお誕生日にカードと手作りストラップを、退院時にはメッセージカードを贈っています。
退院時のカードは、スタッフの一人が「自分の父親が退院する時に貰ったので、うちの病院も取り入れたい」と言ったのがきっかけです。手作りストラップもスタッフの発案です。

あとは、サンキューボード、プリセプター(新人指導者)から新人へのウェルカムメッセージカードなどもしています。

廊下に貼り出したアイメッセージ

廣金:それから、「ほほえみプロジェクト」を立ち上げるのと同時に、お誕生日には本部から花束が届くようになりました。職員が法人全体で120人ほどいますが、必ず誕生日のその日にみんなの前で、ハッピーバースディを歌って、お誕生日おめでとう!と花束を贈呈します。

その時に、「宝探しの手紙」を一緒に渡します。「宝探しの手紙」とはその人のひとつ良い所を探そうと全職員に書いてもらったものを、一枚にまとめたものです。

スタッフ間でのサンキューボード

これは去年から初めていて、今年は医師にも協力してもらおうと思ったんですが、それは交渉中です。

松井:朝8時40分のミーティングで、医師とセラピストとケアワーカー、看護師が集まりますが、その場で申し送りが終わった後、今日は誕生日ですと言って、「ハッピバースディ〜♪」を歌います。ちょっと恥ずかしいですけど。(笑)

誕生日には花束と宝探しの手紙を
Q. それは皆さんで歌うのですか?

廣金:そうですよ。歌ってくれての、花束と宝探しの手紙が手渡されます。
そんな手紙は宝ですよね。

松井:涙がでてきますよ。こそっと見ててもね。ウルウルと。

廣金:で、帰ってウワーッて泣いてしまいます。(爆笑)明日も頑張ろうみたいな。こういう風に皆が見てくれていたんだなと思うと、嬉しいですよ。皆のささやかな言葉が頑張ろうという気持ちにさせてくれるんです。そして今度は反対に気づかなくちゃみたいなね。相手を見ようと思うわけです。今度は返してあげようってね。

【次回予告】
第2回 「まずは私たち看護師から元気に」
新しくなったユニフォームについて詳しくお伝えします。お楽しみに!
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